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第33回 世界観とは アイディアとは 考察

どーもお久しぶりです。


今回のテーマは

ズバリ

世界観とは何か?

アイディアとは何か?


何故こんな記事を書こうと思ったのか。

これは応援しているアカツキに対しての

メッセージでもあります。

能力はあるのに活かしきれない歯がゆさ

なんとかして欲しいですね。

では本題へ




世界観とは

雰囲気、ブランドの事です。

アイディアは世界観ではありません。

一見、素敵なアイディアに見えても世の中にある楽しげな事は注意深く見るとそれは素敵な世界観なのです。


素敵なアイディアは偶然と閃きとたゆまぬ努力が重なった時にしか産まれません。

ようするにポンポンでるものでは無いという事ですね。

数打ちゃ当たる、産まれるというものでは決してありません。

良くこんな事思いついて事業にしたよな?

でも凄く便利だよな?

これが素敵なアイディアです。

本当に素敵なアイディアを実用レベルまで持ってこれたのならばそれ一つで上場出来るレベルです。




素敵な世界観とは

オシャレな店内で食べるとより美味しく感じるとか

豪華な店内だと贅沢をしている気分になって幸せになるとか

オシャレな洋服を着ると自信が持てるとかテンションが上がるとか

非常に丁寧な接客を受けて信頼したとか

そこに行けばなんでも揃うイメージだとか

とにかく安くてお得だとか


これらは全部世界観です。

アイディアではありませんよね。


商売をする上での強み=世界観とも言えるかもしれません。

世の中を圧倒的に便利にする斬新なシステム=アイディアとも言えるかもしれません。



私は上場からずっとアカツキを見ていますが

世界観を作るのは抜群にうまいが

世の中を圧倒的に便利にする企業では無いなという印象を受けています。

世界観は得意だがアイディアは得意では無い企業という事です。


実際にアカツキの事業に目を向けて見ましょう。


ソーシャルゲーム事業◎


①八月のシンデレラナイン

女子高生×野球×青春

このテーマに基づいてハチナイは進んでいますが

このテーマは素敵なアイディアなのでしょうか?

アイディアではありませんよね。

特に暮らしは便利にはなっていません。

しかし、素敵なコンセプトですよね。

新しい世界観のゲームとして

ハチナイはスタートをし、

その世界観を武器にコミケやカフェ等の様々なイベントでファンを喜ばせています。


ドラゴンボールドッカンバトル

こちらのゲームもドラゴンボールの世界観を活かして爽快感とカッコ良さを表現しています。

世界観をブレずに追求しているからこそ

日本で有数の大ヒットアプリになっているのでしょう。


他のアカツキのゲームに関しても

ゲームひとつひとつの世界観を大切にしている事は伝わって来ます。


だからこそアカツキのゲームは

ゲームシステムは最高に面白いわけではないのに大滑りしないのです。

世界観が良いからです。

ゲームで人の暮らしを便利にする必要は無いのでここにアイディアの力は必要ありません。



◎LX事業◎

LX事業での今までの取り組みですが


ワオフル

そば打ち等の体験事業を検索しやすくして申し込んで貰い仲介手数料をもらうサービスですね。


そとあそび

ラフティングやサイクリング等の

自然を活かしたアクティビティの紹介サイトでこれも仲介手数料をもらうサービスですね。


ワオフルもそとあそびも

プラットフォーム事業です。

その分野のNo. 1になれば圧倒的に利益を独占できます。

しかし、プラットフォーム事業はリクルートが本当に強い。

ワオフルとそとあそびが提供するサービスは

リクルート関連のサービスを利用すれば代替出来てしまいます。

既にあるサービスに挑む時点で

世界観勝負を仕掛けて圧倒的な宣伝でシェアを取りに行かないと勝てるわけはないのですが…

今のところは中途半端で終わっている印象です。

ワオフルにもそとあそびにもブランド力はありません。


バトライブ

音楽の異種格闘技戦

新人発掘を目的にしているみたいですね。

チケットを販売して収益を上げるのでしょうか?

やっている事はテレビのバラエティ企画の二番煎じです。

人の暮らしを変えるアイディア勝負の事業ではありませんので

世界観勝負の事業です。

しかし

とにかく世界観のクオリティが低いため全く話題になっていません。

バラエティ番組の方がクオリティが高いのだから話題にならないのは当たり前ですね。

世界観勝負の事業だという事に運営自身が気づいていないのかもしれません。


AVA

LUMIという

新しいボーカロイドキャラクターを生み出し、

バーチャルのキャラクターをプロデュースしていく芸能事務所

というコンセプトでスタートしましたが

現在はツイッターの更新が止まっております。

こちらも初音ミクの二番煎じの企画

アイディア勝負がとことん苦手なんだろうなという印象を受けた一つの事業。

一見新しい事をやっている風味ですが

結局はボーカロイドのプロデュースでしたね。

世界観には多少力を入れて少しづつLUMIのファンを獲得してこれからだという時に放置笑

残念ですね。

LUMIというIPが確立する前に放置…


初音ミクというボーカロイドを初めて生み出した人は素晴らしいアイディアですよね。

世の中に革新をもたらしました。

後のは全部二番煎じなのだから世界観でより大きな差をつけて行かないとダメでしたね。




セカオワリアル脱出ゲーム

既に人気コンテンツのリアル脱出ゲームに

人気バンド世界の終わりをテーマとした新しい脱出ゲームをプロデュースし

好評により延長決定しています。


こちらはセカオワの世界観を活かしたプロデュースという所で

世の中を便利にするアイディアは必要ありません。

セカオワの魅力を演出する世界観勝負はアカツキの得意とする所なので

やはり一定の成功を収めているようです。






という事で今までの実績から見てアカツキ

アイディア勝負を挑んだのは

ワオフルでしょう。

しかしワオフルが世の中を便利にしているのかと利用してみると…うーん

リクルート関連のサービスの方が便利かな。


今までの実績から見てアカツキは世の中を便利にするアイディア勝負の事業には特に強みはなく

既存の良いシステムや設定をより華やかに素敵に魅せる世界観勝負の事業に強みがあることに

アカツキ自身に気づいて欲しいですね。

まだ創業8年です。

強みのある分野でドンドン勝利してから将来にドッシリとアイディア勝負に取り組んで貰いたいものです。


世の中のほとんどは世界観勝負の事業なので

アカツキの強みはとんでもない武器になるはずなんですけどね。



素晴らしいアイディアのメルカリの

フリマアプリ事業も

二番煎じのラクマに猛追を仕掛けられています。

素晴らしいアイディアも世界観勝負を仕掛けられるとシェアを取られてしまう事もあるのです。